黒百合の女帝
 「よし、じゃあ早速始めようか。掛かった経費はヤナギに請求ね。」

二人にそう呼びかけ、スマホを机に並べて置く。

三人で椅子に座り、スマホを囲んだ。

まあ、ハラは椅子に座っているかさえ怪しいが。

彼は椅子の上を跳ね、机を激しく叩いていた。

 「なに訊こっかなあ、あっ、総長に今カノできたかとか!?」

 「事前に質問は決めてあるから。個人的な売買はハラの自腹ね。」

 「ええっ?カヤさん、なんとかヤナギさんに俺の分までお願いを!」

 「ヤナギさんの前に俺が断る」

 「いやでもさ……」

などと二人が駄弁っている間に、文字を入れる。

それは当然、購入したい情報の依頼内容だ。
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