黒百合の女帝
 図星だった。それとなく微笑んでおく。

すると丁度コーヒーが届いたので、口を付けた。

一口飲んでから、慎重に口を開く。

 「なぜそう思うのですか?」

 「だって、君がその人物に協力しているのは脅されているからでしょ?」

 「金銭の遣り取りだとも考えられます。」

 「もし金なら、君には必要ない。なぜリスクを冒してまで金稼ぎをするのか、僕には理解しかねるなあ」

穏やかに喋りながら、彼はコーヒーを飲んだ。

彼は頭の切れる人物のようだ。交渉も可能だろう。

 「ならば、今からお話ししても宜しいでしょうか。嘘は吐かない代わりに、他言無用で。」

 「わかった。僕のことは信じてくれて構わないよ。じゃ、お願い」
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