黒百合の女帝
 「ヤナギの後継者として丁度良いかもね。」

翌日、麓冬倉庫にて。

スマホを弄りつつ、カヤに抗争の報告する。

それと同時に、カケルの話もしておいた。

ヤナギは嶺春を潰したら脱退する話だったし。

副総長の後釜は現幹部の中から出すだろう。

その時、新幹部はカケルが適任かもな。

ヤユにはカケルの育成に力を入れて貰おう。

というのが私の考えだったのだが。

カヤはその話を受け、眉を顰めて見せた。

 「前から思ってたんですけど……カケルってなんか不安なんですよね」

 「不安?すぐに人を切り捨てるところとか?」

私が尋ねると、カヤが躊躇いがちに頷く。

やはり、そこが気になる部分か。
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