黒百合の女帝
 そろそろおかしい。

そう感じ始めたのは、一人飯三日目。

11月に行事はないし、生徒会は無関係だろう。

となると他の用事か?

部活動には所属していないと言っていた筈。

頼まれ事だとしても、三日は掛かり過ぎだ。

一番の可能性は……俺への拒絶。

本来、彼女は教師からの頼みで来ていた筈。

では依頼を遂行する必要がなくなった?

それとも、彼女が無反応な俺に痺れを切らした?

最後が一番信じたくない可能性でありるともに。

一番、現実味が高い可能性だった。


 多分、俺は彼女に嫌われることを恐れている。

経験のない畏怖だが、彼女が離れることが怖い。

最後に来た日まで、あんなに明るかったのに。

突然絶たれた彼女との接触。

それに対する動揺を自覚し、今後の動きを定める。

問題は彼女と会えない、話せない事。

課題はどうしたら再会できるか。

検証すべきは彼女が会いに来ない理由。

検証の方法は……

彼女を、直接屋上に誘うこと。
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