黒百合の女帝
 「それにしても、カヤを引き入れた甲斐があったね。」

 「そういや、なんでヤナギさんに知り合いを寄越すよう頼んだの?俺今だにわかってないんだけど」

クッションを弄りつつそう尋ねてくるハラ。

その問いに、もう話して良いかと判断する。

 「ヤナギの正体があまりにもわからなかったからね。」

 「でもリスクはあったじゃん。ヤナギさんが敵だったら、敵の仲間を引き入れてるだけだもん」

 「私には自信があったよ?カヤから情報を引き出せるって。」

ふざけてはいるが、至って本心には変わりない。

という風に言えば、ハラが私を睨め付けてきた。

その表情は呆れているようにも取れる。

 「ほんと、その自信はどこから来るんだか……」

 「ハラの方が相当自分に酔ってるように見えるけど。」

 「マジ?結構正解」
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