黒百合の女帝
 それに対する反応には、随分と差が見られた。

大げさに見える程、目を見開くヨウとサクラ。

私の味方でありながら、困惑するヤユ。

楽しげに口角を上げ、周囲を見回すハラ。

粛々とユウヒへ視線を注ぐ、ミヤビとヤナギ。

顔を強張らせ、耳を傾けるカナルとカヤ。

 「ちょ、ちょっと待ってください。ユウヒさん、それ、どういう事ですか?」

 「そうですよ!サクラが嘘を吐いてたって言いたいんですか!?」

彼の言葉が呑み込めなかったのだろうか。

声を震わせるサクラとヨウに、ユウヒが俯く。

しかし瞼を閉じた一瞬で整理がついたのか。

次に頭を上げた時には、公の顔となっていた。
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