黒百合の女帝
 そんなこんなで、六月に入った訳だが。

正直、このままではまずいと思っている。

机に突っ伏しながら、長い溜息を出す。

ユリに濡れ衣を着せた悪の集団、嶺春。

会ったら一生の傷を顔に残し、最低三年は入院生活を送らせてやろう。

そう、長い間憎みを抱き続けていたのだが。

ユリは、俺を抗争に参加させてくれなかった。

いや、参加はさせて貰えた。

しかし、送り込まれたのは下っ端たちの方だ。

格下の処理にしか、俺は使って貰えなかった。

それは彼女からの信用が足りないのだろう。

授業を受けているだけでは、信用に足りない。

ならばどうすれば良い。ユリはどうしている。
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