黒百合の女帝
楽亜side
ユリの噂は、どこに居てもよく届く。
図書室でも、廊下でも、ゴミ捨て場でだって。
必ず誰かが彼女の善行を垂れ流しているのだ。
そしてそれらを聞く度に、段々と不安になった。
ユリが突然、俺を見限る日が来るのではないか。
そう考えると、どうにも怖くなってしまった。
だからこそ、今年からは授業へ出ることにした。
ユリに、俺を認めて貰う為に。
そう思い立ち、今日に至るまで無遅刻無欠席。
授業中も寝るのは一日に最低二限分だけ。
勝手に騒ぎ立てる連中は鬱陶しくてならないが。
これも全て、ユリに近付く為の辛抱だ。
ユリの噂は、どこに居てもよく届く。
図書室でも、廊下でも、ゴミ捨て場でだって。
必ず誰かが彼女の善行を垂れ流しているのだ。
そしてそれらを聞く度に、段々と不安になった。
ユリが突然、俺を見限る日が来るのではないか。
そう考えると、どうにも怖くなってしまった。
だからこそ、今年からは授業へ出ることにした。
ユリに、俺を認めて貰う為に。
そう思い立ち、今日に至るまで無遅刻無欠席。
授業中も寝るのは一日に最低二限分だけ。
勝手に騒ぎ立てる連中は鬱陶しくてならないが。
これも全て、ユリに近付く為の辛抱だ。