黒百合の女帝
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「ユリ!お前が言ったんだぞ!なのに……どうしてそこで」
小路の叫声は、不事前なところで途切れた。
なぜかといえば、私がその口に靴を突っ込んだからだ。
汚れたスニーカーを噛む小路に、ハラが哄笑する。
「もうそのローファー使えないじゃん。ローファーちゃんかわいそー」
「元々捨てる気だったから。あと噛まないで、フリマで売れなくなっちゃう。」
ユウヒが去ったのを良い事に、いよいよ本性を曝け出す。
正直、ユウヒの前で性格を偽るのは退屈だったのだ。
一旦足を退かし、小路の前に屈み込む。
そして、握っていた出刃包丁の刃先を額に向けた。
すると小路が何かを叫び出そうとした為、その口に刃先を移す。
「叫ばないでよ。一つ小路さんに言いたいことがあって。」
私の言葉に、小路が不細工な顔を向けてきた。
涙で濡れたその酷い表情に、思わず顔を歪めてしまう。
歪める、と言っても口角を上げる方だが。
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「ユリ!お前が言ったんだぞ!なのに……どうしてそこで」
小路の叫声は、不事前なところで途切れた。
なぜかといえば、私がその口に靴を突っ込んだからだ。
汚れたスニーカーを噛む小路に、ハラが哄笑する。
「もうそのローファー使えないじゃん。ローファーちゃんかわいそー」
「元々捨てる気だったから。あと噛まないで、フリマで売れなくなっちゃう。」
ユウヒが去ったのを良い事に、いよいよ本性を曝け出す。
正直、ユウヒの前で性格を偽るのは退屈だったのだ。
一旦足を退かし、小路の前に屈み込む。
そして、握っていた出刃包丁の刃先を額に向けた。
すると小路が何かを叫び出そうとした為、その口に刃先を移す。
「叫ばないでよ。一つ小路さんに言いたいことがあって。」
私の言葉に、小路が不細工な顔を向けてきた。
涙で濡れたその酷い表情に、思わず顔を歪めてしまう。
歪める、と言っても口角を上げる方だが。