ご褒美バニーガール
 三鷹くんの濡れた舌は、唇を割り歯列を舐めて、引っ込み思案な舌を絡ませた。粘膜と粘膜を求め合うように絡めれば、まるで溶け合うかのような錯覚に陥った。

 深いキスの最中、三鷹くんの大きな手は私の身体中、至るところに触れて、気が付いたら私はソファの上に横たわっていて、部屋着を乱暴に脱いで上半身裸の彼に見下ろされていた。

 いっ……良い身体をしている。腹筋も割れていて……小学生からずっとスポーツをしていると聞いていたけれど、今でもジムに通っているのかもしれない。

「……脱がすのが、もったいないな」

「え?」

「うーん。ごめん。これだけはさせて欲しい。後で弁償するから」

 三鷹くんは私の足側に座り、両手を合わせた。なんだろう。何が言いたいのか、思いつかない。

「何?」

「編みタイツ、破らせて」

 私はバニーガールの衣装を着ているので、剥き出しの足には黒い網タイツを身につけていた。穴が大きめで引っかければ破れてしまいそうな繊細なもの。

 ……もう、こんな格好をすることもないだろうし、未練はないかもしれない。

「良いよ」

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