ご褒美バニーガール
 私が頷くと三鷹くんは私の足を持って、ふくらはぎにキスをした。

「やった。ごめん……俺が、思っている奴と違ってたら」

「本当に、今更だよ……三鷹くん」

 入社以来、四年間会えない間も、ずーっと片思いしていた人なのだから、そうそうのことでは引かない自信はある。

 三鷹くんは微笑み私の足の先から、網タイツを破り始めた。それも、ところどころ破っていて、すべてを破くわけでもない。

「……最高だよ。桜木まじでエロい」

「なんていうか、変態みたいだね。三鷹くん」

 ボロボロになった網タイツを纏う私の足を大事そうに持つ人に、私は微笑んだ。

「仲直りしようとして……うさぎの格好をして、待って居る人には言われたくないな」

「あ」

 それは言えてる。しかも、待って居た人と違う人と、こういうことをしようとしているし……変態って言われても全然言い返せそうもない。

 せめて長い耳のカチューシャを取ろうとした私の手首を、三鷹くんは握った。

「いや、むしろこれだけは絶対取らないで」

「どういうこと? っ……待って」

< 22 / 24 >

この作品をシェア

pagetop