春の訪れに晴れ模様
今日は田原くん委員会あるらしいし、今日くらい晴とかえりたいなー!

ふふ、どこにいるのかな。

「っあ!晴〜……」

「好きでしたっ……!河合くん、良かったら付き合って欲しい……」

同じクラスの佐々木さんだ。ミディアムのつやつや髪で、頭がいい。大人しいけど優しくて、女から見ても守りたくなる可愛さをしている子。

私は口を両手で抑えて階段の陰に隠れた。晴がなんて言うのか、それだけが心配で胸がドキドキしている。

晴は断る……はずだよね?

「……いいよ。付き合お」

そう思った矢先、私の想いは一気に割れて言った。ガラスが割られたようにグシャグシャだ。
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