100日後、クラスの王子に告白されるらしい
 でも、そうやって浮かれてばかりもいられない。

 期末試験前だから。

 莉子は俺よりずっと成績がいい。

 足を引っ張りたくない。同じように隣に並びたい。

 だから、今回の試験はいつもよりずっと頑張ってる。

 莉子が苦手な英語や日本史を教えることもあるけれど、それ以上に、生物や数学、現国を教わることのほうが多い。

 悪いなと思ったけれど、莉子の


「教えると私の復習にもなるから」


 という言葉に甘えさせてもらってる。


「莉子、俺頑張るから」

「うん。一緒に頑張ろう」


 これからも、こうして手をつないで並んでいられるように。

 大好きな女の子が、ずっと隣で笑っていてくれるように。俺はその手を強く握った。
< 109 / 109 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

君に花を贈る

総文字数/204,912

恋愛(純愛)131ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
須藤藤乃28歳、初めて好きになった人は、世界で一番きれいな人でした。
負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る

総文字数/73,874

恋愛(純愛)109ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
失恋したばかりの高校二年生 三枝メイサ ✕ 生意気でムカつく後輩男子 須藤藤也 失恋した私の手を引いたのは、生意気でムカつく、後輩男子だった。 「100日後、クラスの王子に告白されるらしい」の続編です。 (https://www.berrys-cafe.jp/book/n1759196) 1話500文字前後で全100話+エピローグ 毎朝8時に更新します。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop