響け!色彩のフォルテッシモ
果てしない道のどこかに
午後九時。生徒の下校時間はとっくに過ぎている。職員室の電気は消え、教員は誰もいないーーーはずだった。
「ここだ。バロン先生の机」
「答案用紙を探さないと……」
二つの人影がレオンハルトのデスクを見つめていた。一人がレオンハルトの引き出しに手をかける。刹那、バチッと大きな音が響いた。手が弾かれたのだ。一人は痛そうに顔を歪める。
「大丈夫!?」
「……ああ。拒絶魔法がかけられてるな」
「なら、私が解除魔法をーーー」
その時、職員室の電気がついた。二人の人物は顔を上げる。目の前にいたのは、二人が一番会いたくなかった人物だった。
「こんばんは。ミス・ヒルド。ミスター・ブリュンヒルト」
「バロン先生?」
クララとフンベアトは顔を引き攣らせたものの、レオンハルトの服装に戸惑っている様子だった。もう潜入調査は終了のため、レオンハルトはいつもの白いスーツに着替え、眼鏡も外しているためだろう。
「ここだ。バロン先生の机」
「答案用紙を探さないと……」
二つの人影がレオンハルトのデスクを見つめていた。一人がレオンハルトの引き出しに手をかける。刹那、バチッと大きな音が響いた。手が弾かれたのだ。一人は痛そうに顔を歪める。
「大丈夫!?」
「……ああ。拒絶魔法がかけられてるな」
「なら、私が解除魔法をーーー」
その時、職員室の電気がついた。二人の人物は顔を上げる。目の前にいたのは、二人が一番会いたくなかった人物だった。
「こんばんは。ミス・ヒルド。ミスター・ブリュンヒルト」
「バロン先生?」
クララとフンベアトは顔を引き攣らせたものの、レオンハルトの服装に戸惑っている様子だった。もう潜入調査は終了のため、レオンハルトはいつもの白いスーツに着替え、眼鏡も外しているためだろう。