本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 望が見事に逃げきると、莉乃は興奮のあまり青葉に勢いよく抱きついた。


 「青葉さん、見た? 望くん、すごいよね!」


 そのままぴょんぴょん飛び跳ねてから、はっと我に返る。


 「――ご、ごめんっ。私ったら」


 そそくさと彼から離れると、青葉は目を瞬かせ、曖昧な笑みを浮かべた。


 「……いや、まあ、べつに……」


 その耳元がうっすら赤くなっているのを見て、ドキッとする。

 (もしかして、照れてる……? だけど、さっきは私のほっぺにあっさりキスしたくせに)

 それを指摘するのもなんだか気恥ずかしく、莉乃は慌てて視線を逸らした。いつもの余裕たっぷりの彼とは少し違う雰囲気に、莉乃の胸がそわそわと落ち着かない。


 「と、とにかく、望くん、ほんとに頑張ったよね!」
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