本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
莉乃と結婚して三カ月が過ぎ、十月も半ばを迎えた。清々しい空が広がる日曜の午後、青葉は莉乃と望と公園で遊んだあと、少し早い夕食をとろうと近くのレストランへ入った。
その店はパリの街角にあるような一軒屋風の建物で、気持ちのいいテラス席がある。以前一度だけ望とふたりで訪れたが、スタイリッシュな内装ながらすべり台などの遊び場があり、子連れにうれしい造りとなっている。
店員に案内され、運よく遊び場近くのテーブル席についた。
望は早速すべり台で遊びはじめる。
「青葉さん、素敵なお店を知ってるのね」
「いい店だろう?」
「あ、キッズプレートもある。子連れに優しい」
メニューを見ながら莉乃がうれしそうに笑って続ける。
「フレンチフライがついてるから、望くんもきっと大満足ね」
真っ先に子ども向けメニューに目がいく莉乃に、青葉は思わず微笑む。
「本当に、望のことを一番に考えてるんだな」