本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
「まずは体の相性をたしかめようってホテルの部屋に連れ込まれそうになった」
見た目、そのままの男だった。
航希がわざとらしく深いため息をつく。
「仕事はバリバリできるのに恋愛はからきしダメ。ポンコツだな」
「ポンコツって言わないで」
耳と胸が痛い。
「そもそも姉貴は男を見る目がイマイチだからなぁ。前の男なんて最悪だったじゃん」
「黒歴史を思い出させないで」
航希の言うように、四年前に別れた元彼は最低の男だった。莉乃の十年来の親友と浮気したのだ。
仕事に比重を置いて彼との時間を作れなかった自分も悪いが、百歩譲って浮気は許したとしても、その相手が親友なんてあり得ない。クズもクズ。史上稀に見る最低の男だし、最悪の親友だ。
その一件で、莉乃は恋人と親友を一度に失ってしまった。
闇に葬り去ったはずの痛みが胸に走り、思わず手で押さえる。
「この前も言ったけど、姉貴は俺が養うから無理に結婚なんてしなくていい」
見た目、そのままの男だった。
航希がわざとらしく深いため息をつく。
「仕事はバリバリできるのに恋愛はからきしダメ。ポンコツだな」
「ポンコツって言わないで」
耳と胸が痛い。
「そもそも姉貴は男を見る目がイマイチだからなぁ。前の男なんて最悪だったじゃん」
「黒歴史を思い出させないで」
航希の言うように、四年前に別れた元彼は最低の男だった。莉乃の十年来の親友と浮気したのだ。
仕事に比重を置いて彼との時間を作れなかった自分も悪いが、百歩譲って浮気は許したとしても、その相手が親友なんてあり得ない。クズもクズ。史上稀に見る最低の男だし、最悪の親友だ。
その一件で、莉乃は恋人と親友を一度に失ってしまった。
闇に葬り去ったはずの痛みが胸に走り、思わず手で押さえる。
「この前も言ったけど、姉貴は俺が養うから無理に結婚なんてしなくていい」