本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 「望くんの顔を見に?」
 「どうだろう」


 青葉は気難しそうに眉根を寄せ、首を傾げながら玄関に向かった。

 (リビング、急いで片づけないと)

 散らかったままでは招き入れられないと、莉乃は慌ててリビングを片づけはじめた。
 クッションをソファに放り投げ、風船を隅に寄せる。散乱したクレヨンはまとめてビニール袋に突っ込んだ。

 二度目のインターフォンのあと、青葉が玄関のドアを開ける音が聞こえた。
 深呼吸して、莉乃も笑顔を準備しながら玄関へと急ぐ。


 「青葉さん、お久しぶりです。突然すみませんね」


 年配の男性の穏やかな声が響く。


 「今日は土曜日だからお休みでしょうけど、どこかへ出かけてしまったら会えないと思ってこんな早い時間に」


 女性の優しげな声が続いた。


 「ご無沙汰しております」
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