本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました
「すみませんっ」
茉琴は慌てて散らばったファイルを拾い集める。
中田は茉琴のそばにかけよると、屈んで茉琴と一緒にファイルを拾う。

「気になる?」
中田が茉琴の手からファイルを受け取りながら茉琴の顔を覗きこんだ。

「気になるというか、神谷とは会社の同僚というだけなので、プライベートな姿を見るのが初めてなんです。
知ってる表情と違うから、なんか驚いてしまって」

すると
中田は申し訳なさそうな表情をみせる。
「ファイルをじっと見てるから、売上が気になるのかなっていうことだったんだけど」

「そうですよね、すみません。
会社ではあんな神谷見たことがないから」

ファイルを整えながら軽く咳払いすると
茉琴の焦った表情に中田はくすくすと笑った。

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