本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました
圭人との直前のメッセージの日付を見て、茉琴はため息をついた。

必要最低限の連絡事項。
『動きやすい服装で』
最新のやり取りは2ヶ月前、あのチャリティマルシェの前日である。
マルシェでの圭人と美咲の様子が脳裏に浮ぶ。

プライベートな時間にまで茉琴を関わらせてくれた圭人。
『どう活かすかは水野に任せるよ』
そう言った。

仕事の忙しさもあり、正直考えたくない気持ちもかなりある。

仕事でもないし、やっぱりいいやと言えばそれで終わりなのかもしれないが、茉琴はなんとなく割り切れない。
茉琴のためにせっかく作ってくれたチャンスに、圭人をがっかりさせたくない。

結局圭人へのメッセージは送らないまま、スマホをバッグにしまった。
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