本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました
翌朝、恐る恐るオフィスへ入ると、案の定、課内のメンバーから代わる代わる
「頑張れ」
「おめでとう」
女性たちからは「うらやましい」
などと声をかけられた。

最初数名には否定したものの、途中から面倒になった茉琴は、愛想笑いで「どうも」と適当な返事をしてやり過ごす。


茉琴のデスクの中央には、ジュエリーケースが置かれたままになっていた。

松岡さん、わざわざこんな目立つように置かなくてもいいのに…。

茉琴はジュエリーケースを引き出しへしまうとパソコンを起動する。
茉琴はここに辿り着くまでにも参っていたというのに、デスクに着くなり、もう残業も終えたくらいの疲れを感じていた。

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