いつも通り
君がいなくなっても、
驚くほど
私は冷静だった

もっと取り乱すかと思っていたのに
涙の一粒もこぼれない

日差しが差し込んで、朝7時には目が覚める
朝9時から授業が始まり、夕方16時に家へ帰る
ご飯の時間には、お腹も空く
眠気に誘われて、夜23時には眠りにつく
驚くほど、いつも通りな生活

私は、君がいなくなったことを悲しめているかな?

君は大きな存在だったはずなのに
どうして、私の心と身体はいつも通りなんだろう?
私にとって、君はちっぽけな存在だったのかな
いつも通りの心と身体に
私達の関係を否定されたような気がして
何だか悲しかった

ううん、違う。

私がいつも通りなのは、
君がいなくなったことに実感が湧いていないから
受け入れてしまうと、前を向けなくなるから
だから、
自分の気持ちにに蓋をした
悲しみに鈍感になった

いつも通りの身体は
君との思い出を
どうしようもない喪失感を
忘れたフリしているだけ

きっと、そう

自分で自分を否定しなくていい
自分で君との日々を否定しなくていい
君との全てが、大切な宝物

だから、
信じたいものを信じる
それで、大丈夫
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