どっちの愛も、重すぎて息ができない。
次の日……

昨日のことが頭から離れずに授業中は
ずっとボーッとしていた。

奏多のキス……いつもと違った。

いつもは触れるだけの優しくキスなのに


苦しくて、怖くて、だけどどこか安心して、

どんどん自分が分からなくなってノートに書く字はどんどんぐちゃぐちゃになっていった。

***

放課後、部活の準備で体育館にノートを置き忘れて教室に取りに戻った。

机の中からノートを探していると
背後から声がした。この声は……

「湊、」

「……大丈夫?」

「どうしてここに?」

「教室に入ってくのが見えたから」

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