私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!
「でも、奏と見に行ったあのライブが、すべてを変えた」
瑞稀くんが顔を上げて、遠くを見るような目で続ける。
「燃え上がるようなファンの熱気と、キラキラの笑顔でパフォーマンスするアイドル。あの会場には、たくさんの『好き』のエネルギーがあふれてて、本当に眩しかった」
瑞稀くんの瞳がキラキラと輝きだす。
それは、あのライブでアイドルに釘付けになってたときの瑞稀くんの目とまったく同じだった。
「あのアイドルたちは、俺と違った。自分たちの力で輝いて、目の前にいる俺たちを感動させてくれてた。何よりも、ステージの上で心の底からパフォーマンス楽しんでいたその姿に、一瞬で心を奪われたんだ」
「それで、アイドルになりたいって思ったんだね」
「ああ」
瞳に熱い思いを宿して、瑞稀くんはうなずいた。
「周りの大人たちには猛反対されたけどな。でも、何度も説得して星宝学園の入試を受けた。あのとき諦めなかったから、俺は今、アイドルとしてステージに立てていると思ってる。だから――」
瑞稀くんは決意するみたいに、胸の前で拳を握る。
瑞稀くんが顔を上げて、遠くを見るような目で続ける。
「燃え上がるようなファンの熱気と、キラキラの笑顔でパフォーマンスするアイドル。あの会場には、たくさんの『好き』のエネルギーがあふれてて、本当に眩しかった」
瑞稀くんの瞳がキラキラと輝きだす。
それは、あのライブでアイドルに釘付けになってたときの瑞稀くんの目とまったく同じだった。
「あのアイドルたちは、俺と違った。自分たちの力で輝いて、目の前にいる俺たちを感動させてくれてた。何よりも、ステージの上で心の底からパフォーマンス楽しんでいたその姿に、一瞬で心を奪われたんだ」
「それで、アイドルになりたいって思ったんだね」
「ああ」
瞳に熱い思いを宿して、瑞稀くんはうなずいた。
「周りの大人たちには猛反対されたけどな。でも、何度も説得して星宝学園の入試を受けた。あのとき諦めなかったから、俺は今、アイドルとしてステージに立てていると思ってる。だから――」
瑞稀くんは決意するみたいに、胸の前で拳を握る。