桜が咲く時まで、生きていたい
卒業してから_________姫奈がいなくなってから、10日が過ぎた。

いまだに、信じられない。

あの日、小牧先生から、姫奈に託されたものを受け取った。

字を書くのも苦痛だったろうに、精一杯気持ちが詰まっていた。

お葬式、通夜にも行ったのに、やっと姫奈がこの世からいなくなったという実感が湧いてきて。

涙が止まらなかった。

母さんが言っていたのを聞いたのだが、みんなそんな感じらしく、とても心配していた。

姫奈…俺たちの天使がいなくなってしまった。

後日伝えられた元クラスメイトや、姫奈見守り隊はひどくショックを受けており、宗一郎たちと同様、立ち直れずにいる。

姫奈はいなくなったが、姫奈見守り隊は解散する気はないようだ。

みんなが、姫奈の死を受け入れられたのは、1ヶ月ほどかかった。

久しぶりに集まって、姫奈から受け取った最後のプレゼントをお互いに見合ったり、思い出を語り合った。

涙を流さずにいられなかったが、姫奈の最後の言葉通り、幸せになるため、それぞれがそれぞれの道を歩き出した。

その日は、澄み渡る青空が綺麗な日で、みんなの行く末のようだった__________。

〈完〉
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