すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
門をくぐると、庭では子供たちが楽しそうに遊んでいた。
私の姿に気づいたひとりが「レイラお姉ちゃん!」と声を上げた。
その声につられるように、次々と小さな足音が駆け寄ってきた。
覚えてくれていたことが嬉しくて、私はみんなを抱きしめた。
「わあ、ほんとにレイラお姉ちゃんだ!」
「久しぶりだね。また絵を描いてくれるの?」
胸が痛んだ。右手のことを知られたら、きっとがっかりさせてしまう。
だから、そっと袖で隠す。
「もちろん。時間ができたら、また一緒に描きましょうね」
そう言うと、子供たちは歓声を上げ、嬉しそうに跳ねまわった。
その横で、エリオスが小さく笑う。
「君は人気者なんだな」
「昔は、よくここで子供たちと遊んでいたの」
そのとき、ふと視線の先に、きらびやかなドレスをまとった令嬢の姿が見えた。
施設の関係者と談笑していた彼女と目が合い、心臓が跳ねる。
――セリス。
まさか、こんなところで会うなんて。
私の姿に気づいたひとりが「レイラお姉ちゃん!」と声を上げた。
その声につられるように、次々と小さな足音が駆け寄ってきた。
覚えてくれていたことが嬉しくて、私はみんなを抱きしめた。
「わあ、ほんとにレイラお姉ちゃんだ!」
「久しぶりだね。また絵を描いてくれるの?」
胸が痛んだ。右手のことを知られたら、きっとがっかりさせてしまう。
だから、そっと袖で隠す。
「もちろん。時間ができたら、また一緒に描きましょうね」
そう言うと、子供たちは歓声を上げ、嬉しそうに跳ねまわった。
その横で、エリオスが小さく笑う。
「君は人気者なんだな」
「昔は、よくここで子供たちと遊んでいたの」
そのとき、ふと視線の先に、きらびやかなドレスをまとった令嬢の姿が見えた。
施設の関係者と談笑していた彼女と目が合い、心臓が跳ねる。
――セリス。
まさか、こんなところで会うなんて。