すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
その背中が門の向こうに消えると、私はふっと息を吐き、肩から力が抜けた。
子供たちが心配そうに駆け寄ってくる。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「酷いこと言われたの?」
私は笑みを作り、そっと彼らの頭を撫でた。
「大丈夫よ。あのお姉さんとは、ちょっと喧嘩しただけ。すぐに仲直りするわ」
子供たちは顔を見合わせ、ほっとしたように笑った。
「僕たちも喧嘩するけど、ちゃんと仲直りするもんね」
「うん。早く仲直りできるといいね」
ああ、なんて優しい子たちだろう。
けれど、私がセリスとわかり合える日が来ることはないだろう。
孤児院を離れ、帰りの馬車の中。
沈黙を破るように、エリオスが静かに口を開いた。
「大丈夫。君が連れ戻されることはない。君はもうハルトマン家の人間だ。それに……そんなこと、俺が絶対にさせない」
その言葉は、いつもより少しだけ強く、頼もしかった。
「ありがとう。私も戻るつもりなんて絶対にないわ」
そう答えると、エリオスも柔らかく微笑んだ。
窓の外を流れる景色が、優しく滲んで見えて、心が少し軽くなった。
子供たちが心配そうに駆け寄ってくる。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「酷いこと言われたの?」
私は笑みを作り、そっと彼らの頭を撫でた。
「大丈夫よ。あのお姉さんとは、ちょっと喧嘩しただけ。すぐに仲直りするわ」
子供たちは顔を見合わせ、ほっとしたように笑った。
「僕たちも喧嘩するけど、ちゃんと仲直りするもんね」
「うん。早く仲直りできるといいね」
ああ、なんて優しい子たちだろう。
けれど、私がセリスとわかり合える日が来ることはないだろう。
孤児院を離れ、帰りの馬車の中。
沈黙を破るように、エリオスが静かに口を開いた。
「大丈夫。君が連れ戻されることはない。君はもうハルトマン家の人間だ。それに……そんなこと、俺が絶対にさせない」
その言葉は、いつもより少しだけ強く、頼もしかった。
「ありがとう。私も戻るつもりなんて絶対にないわ」
そう答えると、エリオスも柔らかく微笑んだ。
窓の外を流れる景色が、優しく滲んで見えて、心が少し軽くなった。