私ときみのひみつ
♡…♡ ♡‥♡
「ねえねえ、聞いた!?」
学校についた途端、耳に滑り込んできた興奮した親友の声。
いつも通りの笑みを浮かべて、私はゆっくりと親友の方へ顔を向けた。
いつも通り、手の込んだヘアアレンジをした綾香と美桜、友香と、小学校のときから見慣れた顔ぶれが私の目に映る。
「なになに、どうしたの?」
私は少し大袈裟に身を乗り出し、綾香の話に耳を傾けた。
「1組の三沢さん、月音くんに告白したんだって!!」
「へえ、三沢さんが・・・・」
いや、三沢さんって誰!!
と、心の中で綾香の言葉にツッコむ。
でも、決して口に出したりはしない。それが、私の中での絶対ルール。
多少違和感があっても、口には出さず、みんなに同意する。
小学生の頃から心に決めたルールだった。
「それでねそれでね・・・」
朝から元気な綾香たち。
今日も恋愛絡みの話で盛り上がりそうだった。