Secret love.
「そもそも喧嘩して嫌いになったわけじゃないから、俺が優花と居たくない時なんてない。」

「冷静になりたい時とか1人になりたいって思わないの?」

「別に寝てる時くらい1人でも一緒でも変わらないでしょ。」


迷いなくそう答えてくれるのは嬉しいけど、そこまで想ってくれていても、行動とかが全く伴ってないと思ってしまう。一緒に居たいと思ってくれているなら、周りにも堂々としていてほしいし、ちゃんと将来の話をしてほしい。

そう思ってしまうのは私の我儘なのか。


「とりあえず今日は寝よう。」

「おやすみ、優花。」


そう言ってそっと額に口付けられ、そのまま私の身体を抱いて眠る体制に入る。

ここまで家で与えられていたとしても足りないのは、きっとどこまでも自信が無いから。明日は少しでもその不安を掻き消せたらいい。
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