Excessive love.
『後、30分くらいで帰れると思う。まだ帰っても夕食には早いから、ゆっくりでもいいし…。あ、映画を見に行くのもいいな。』

「そうだね、何か面白いのやってるかな。」

『今の間に調べておいてくれる?引継ぎとかを済ませたら帰る。』

「わかった。」

『じゃあ、また後で。』


それだけ会話を済ませると、電話が切れてしまう。その後すぐに今やっている映画の情報を調べて、身支度を始めた。

久し振りにデートに行く気がして楽しみだった。基本的に休日は家でゆっくり過ごす事が多くて、こんな風に出かける日があるとわくわくする。

何を着て行こうかクローゼットを開けて、ハンガーに掛けてあるお気に入りの服を取り出すとスタンドミラーの前で、自分に服を合わせて何着か今日はどんな服にするか試す。

この準備の時間も意外と好きだったりする。

直樹さんにどうしたら気に入ってもらえるか、直樹さんのためにしたオシャレでどんな反応をしてもらえるか考えたら多少緊張するけど、正直楽しみの方が大きい。

そうこうしている間に30分と言う時間は一瞬で過ぎ去っていった。メイクを済ませたくらいで帰ってきてしまい、急いで玄関先に直樹さんを迎えに行く。
< 136 / 141 >

この作品をシェア

pagetop