永遠の絆*
軽く重なりあった唇を翔はゆっくり離すと、

「ごめん。仕事だから…」

そう言って、もう一度私の唇にキスを落とし顎に添えていた手が後頭部へと回った。


何度も重ね合わしてくる翔に私は、ただただ受け応えてた。


だけど何でキスしてくんのかも分かんなかった。

なんのキス?

職業がらホストの翔からすれば挨拶程度なんだろうと思った。

でも、それを私は拒否すら出来なかった。


それは――…

翔が好きだから。


「ごめん…」


重なり合った唇が離れると翔は小さく呟き、そのまま翔は私を柔らかく抱き締めた。

翔の身体にすっぽりと埋まり、胸に顔を押しあてる。


翔の体温が私の身体へと伝わってくる…


離れたくない。


「来週の土曜、夜飯食いに行こ」


私の肩に翔は顔を埋め、耳元でそう囁いた。
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