永遠の絆*
「うん…」
小さく声を漏らす私に翔は左手で私の腰に力を入れ、右手で後頭部をゆっくり撫でる。
私の腕は翔の腰に回る事なくダラン…と下に垂れ下がっていた。
翔の背中に手を回していいのか分かんない。
翔は私を抱き締めたりキスしたりしてくるけど「ごめん…」って謝ってきて私の事を好きとは言わない。
それに“ごめん”の意味が分かんない。
謝る意味が分かんないし、それを聞く事も出来なかった。
翔は放心状態で立ち尽くす私を暫く抱き締めた後、何もなかったかのように身体を放し、下に落ちているスーツを手に取った。
スーツに覆われているビニールから真っ白なスーツが姿を現す。
「ねぇ、」
翔がスーツのズボンに履きかえようとした時、私は声を出し翔の腕を掴んだ。
「どした?」
翔は不思議そうに私の顔を覗き込む。