永遠の絆*
後ろにはまだ冴えない顔をした翔がタバコを咥えたまま居て、


「な、何?」


私は足を進めてくる翔に思わず声を出した。


「何って風呂の湯溜めんだよ」


あぁ…そっか。

タバコを咥えたままの翔は風呂へと入り溜め湯のボタンを押す。


「ってか、いいよ。私浸かんないし」

「いや、俺が浸かんの」

「あぁ、そっか。ってか言ってくれれば私やるのに」

「頼んでる時間があんなら自分でやったほうが早ぇじゃん。つか、みぃちゃんも浸かれよ。身体冷えっから」

「あー…うん」


離していたタバコをもう一度咥えた翔は脱衣所を出てドアを閉める。

だけど閉められたドアがもう一度開かれ、何だろって見つめる私に翔は口角を上げた。


「もしかして一緒に入るとか思った?」

「えっ、思ってないし」

「いいよ別に入っても」

「いいってば!もう翔は出てって!」


翔を押してドアをバタンと閉める私に翔の笑い声がドア越しから聞こえる。

つか、無理だから一緒になんて。

でも、多分一瞬だけかも知んないけど自分の顔が火照った気がした…のは気の所為だろうか。
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