永遠の絆*
ホストだと分かって少し納得した。

考えてみればあんなお金を軽々しくばら撒きはしないだろう。

財布にだってあんな大金を普通なら入れないだろう。

しかもネオン街にいつも居る様な事を口走っときながら何で私は気づかなかったんだろう。

この前だってスーツ姿だったのに…、って言うかそもそも私はあの男には興味がない。

…にしてもなんか凄く腹が立つ。


ほんと騙された気分。



「美咲っ、」


肩を激しく揺すられる揺れでハッと我に返る。


「あ、ごめん。…行こ」


そう言って私は葵の腕を掴んで足を進めた。


「どうしたの?何怒ってんの?」

「別に」


怒ってると言うよりも腹が立つ。

なんで嘘なんかついたんだろうか。

初対面の私に嘘をついたところでなにもないのに。


だからと言って、別に本当の事を言われても、どうでもいいけど。
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