永遠の絆*
「みぃちゃん疲れてる?」


不意に聞こえた翔の声で私は見えないように涙の跡を拭う。


「ううん…」


小さく呟きながら身体を起こすと翔はスエットから私服に着替えてて、キーケースから垂れ落ちる車の鍵を左右に振った。


「何か食いに行こ。どうせ学校でも昼飯食ってねぇんだろ?」


“嫌?”

そう付け加える翔に首を振り、立ち上がる。


「じゃあ行こ」


そう言ってくる翔に私は慌てて私服に着替え、翔の車へと乗り込む。


「今日、夜は休みなの?」


乗ってすぐに問いかける私に、


「あぁ。最近、みぃちゃん来ねぇから寂しかった」


翔はチラっと私を見ながら笑いエンジンを掛けて発進させる。


「ごめん」

「うそうそ。俺よりお母さんの方が大事だから居てあげな」

「ってか、どっちも大事だよ」

「ホントに思ってんのかよ」


翔は信じてないかの様にクスクス笑う。


「思ってるってば」

「はいはい」


ちょっと反論気味に返した私に翔は素っ気なく返した。
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