私の婚約者は、嘘ばっかり〜クズだけど優しい彼〜
持っていたコップをテーブルの上に戻した、やっと自分の服を見るように下を見て。太ももから膝からすっかり色が変わってしまったズボン…

「ごめんね、七瀬くん!あのっ、クリーニング代出すから!もしくは弁償…っ」

「あー、いいですよこれくらい夏なんで外出たら乾きます」

「そうゆう問題じゃないから!私のせいだし、何かっ」

「じゃあ…」

スッと近付く、耳元にそーっと息を吹きかけるような小さな声で誘った。


「身体で払ってください」


…はぁっ!!?

何言って…っ


「楓くん大丈夫だった~!?ごめんね、これタオル使って!」

「すみません、ありがとうございます」

「衣咲も大丈夫だった?」

「え、あ、うん…!」

大丈夫だったけど、これに関しては全然大丈夫だったけど…

「じゃあ床拭くから、衣咲ちょっと(あお)(みどり)のこと見てて」

特にケガもなければ服が濡れることもなく大丈夫だったけど…

チラッと七瀬くんの方を見ればにこっと笑って…


全然大丈夫じゃなぁぁぁーーーーーーい!!!!!
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