罪な僕は君と幸せになっていいだろうか
ふたりきり
それから五十嵐くんとは別れ、僕達は再びクリスマスマーケットを見てまわった。
ついつい楽しくなって、いろんなものを買ってしまった。
時間もあっという間に過ぎて、時間は10時を過ぎた。
僕達は人混みから抜けて、穴場のイルミネーションを見に行った。
周りにほとんで人はいなくて、僕達は人目を気にせず楽しむことができた。
キラキラと輝く星のような光。
とても眩しい。
「きれいだね」
そう言ってコテンと僕の肩に頭を乗せてきた月海くん。
それと同時に、鼓動が高鳴る。
ドクンドクンとなる音さえも、なんだか心地よく感じる。
こんなふうに過ごせる日が来るなんて。
今でもまだ夢みたいだって思う時がある。
「うん。とってもきれい」
それからしばらく沈黙が続く。
不思議と居心地の悪さは感じなかった。
そして、月海くんが言った。
「俺、今結構驚いてるんだよね」
「驚いてる?」
「うん、そう。俺に好きな人なんかできないしって、母さんにずっと言ってきたんだよね。でもさ、そんな俺が一目惚れしちゃうんだもん。なにが起きるかわからないよね」
「……うん」
僕はゆっくりと頷いた。
本当に、なにが起きるかわからない。
僕は仕返しで少しからかうつもりで、月海くんにこう言った。
「大金で人を買っちゃうし?」
「う…。それはマジごめん。でも、必死だったんだよ。鷹栖を助けたいって善意と、一緒にいたいっていう下心混じってさ」
「うん、いいよ。だってそれがあったから今の僕達があってさ。こうして幸せになれたんだから、本当に感謝してるよ?」
また月海くんは無言になってしまった。
僕はどんな表情をしているのか気になって、月海くんの方を向いた。
それと同時に、唇が重なる。
触れるだけの優しいキス。
でも、それだけで顔が——体が熱くなる。
それを誤魔化すように、月海くんを押し返した。
「ちょっと…!外でそういうのは——」
そして、月海くんは僕の耳元で言った。
「じゃあさ、ふたりきりならいい?」
そう言って月海くんは微笑んで、僕の手をひいて歩き出した。
「え?ちょ、ちょっと!」
僕の呼びかけには答えず、そのまま歩いていく。
やがてたどり着いたのは、とあるホテル。
20階分くらいあるかな?っていう感じの、内装も高そうなホテル。
その中に迷いなく入って、月海くんはカウンターの人に話しかけた。
「すみません。本日予約をした月海なんですが」
「月海様ですね。お待ちしておりました。1400号室が月海様のお部屋です。こちらは、ルームキーとなります。良いお時間をお過ごしください」
それから、月海くんはルームキーを受け取った。
僕の鼓動は早くなっていく。
さっきに言葉、どう言う意味?
ふたりきり、と言った。
僕の中にも月海くんと触れ合いたい気持ちはあった。
だけど、恥ずかしい。
きっと月海くんは、“そういう意味”で言ったんだ。
エレベーターに乗って、すぐに部屋のある14階についた。
廊下を進んで行って1番奥の部屋だった。
ルームキーを使って部屋に入る。
ふたりきりの空間、まさにそうだった。
それを待ってましたと言わんばかりに、ドアのロックの音と共に月海くんは僕を抱きしめた。
「もう限界。鷹栖に触れたくてたまんない」
さらりと僕の唇を奪ってくる。
優しいキスから、どんどん深くなっていく。
息も上がってうまく酸素が取り込めず、ボーッとする。
それから何度もキスをした後、月海くんはポスッと僕に寄りかかった。
「ふふっ、どうしたの?」
調子を取り戻した僕は、月海くんにそう言った。
「俺、鷹栖がいないと死ぬ」
「ん、それ何回も聞いた」
くすくすと笑う僕をよそに、月海くんは僕の手をとって窓際まで連れていった。
そこで見たのは満天の夜空のようなライトアップ。
上層階から見る景色は本当にきれいだった。
「ここの経営者がさ、母さんの知り合いなんだよね。それで、無料で来ていいよって言われて。めちゃくちゃいいとこだよね。ラッキー」
「うん。きれい」
僕はその景色にしばらく見惚れた。
月海くんはいつも、僕にいろんなものを見せてくれる。
僕は隣にいる月海くんと視線を合わせる。
それから、月海くんはふっと笑った。
「鷹栖。いいものあげる」
そう言って、彼は小さな箱を取り出した。
それを僕に差し出す。
「開けてみて」
そう言われて、僕はゆっくりと箱の蓋を開けた。
中に入っていたのは、金色に輝く宝石のついたネックレス。
その宝石は、まるで僕の瞳のような色をしていた。
僕は勢いよく顔をあげた。
「これ、僕に…?」
「うん。鷹栖のために買った。あの時カフェで出会ってさ、俺鷹栖の瞳の色めっちゃきれいって思ったんだよね。だから、鷹栖の瞳と同じ色の宝石のついたネックレス。どう?気に入った?」
僕はその言葉に、目尻が熱くなった。
嬉しい。
とっても嬉しい。
そんな言葉じゃ表せないほど、僕は嬉しさを感じていた。
「鷹栖、メリークリスマス。俺とずっと一緒にいてね」
その言葉を言い終えると同時に、僕は月海くんに抱きついた。
「大好き。大好きだよ」
「うん。知ってる。俺も大好き」
そして、どっちからでもない深いキスをした。
ついつい楽しくなって、いろんなものを買ってしまった。
時間もあっという間に過ぎて、時間は10時を過ぎた。
僕達は人混みから抜けて、穴場のイルミネーションを見に行った。
周りにほとんで人はいなくて、僕達は人目を気にせず楽しむことができた。
キラキラと輝く星のような光。
とても眩しい。
「きれいだね」
そう言ってコテンと僕の肩に頭を乗せてきた月海くん。
それと同時に、鼓動が高鳴る。
ドクンドクンとなる音さえも、なんだか心地よく感じる。
こんなふうに過ごせる日が来るなんて。
今でもまだ夢みたいだって思う時がある。
「うん。とってもきれい」
それからしばらく沈黙が続く。
不思議と居心地の悪さは感じなかった。
そして、月海くんが言った。
「俺、今結構驚いてるんだよね」
「驚いてる?」
「うん、そう。俺に好きな人なんかできないしって、母さんにずっと言ってきたんだよね。でもさ、そんな俺が一目惚れしちゃうんだもん。なにが起きるかわからないよね」
「……うん」
僕はゆっくりと頷いた。
本当に、なにが起きるかわからない。
僕は仕返しで少しからかうつもりで、月海くんにこう言った。
「大金で人を買っちゃうし?」
「う…。それはマジごめん。でも、必死だったんだよ。鷹栖を助けたいって善意と、一緒にいたいっていう下心混じってさ」
「うん、いいよ。だってそれがあったから今の僕達があってさ。こうして幸せになれたんだから、本当に感謝してるよ?」
また月海くんは無言になってしまった。
僕はどんな表情をしているのか気になって、月海くんの方を向いた。
それと同時に、唇が重なる。
触れるだけの優しいキス。
でも、それだけで顔が——体が熱くなる。
それを誤魔化すように、月海くんを押し返した。
「ちょっと…!外でそういうのは——」
そして、月海くんは僕の耳元で言った。
「じゃあさ、ふたりきりならいい?」
そう言って月海くんは微笑んで、僕の手をひいて歩き出した。
「え?ちょ、ちょっと!」
僕の呼びかけには答えず、そのまま歩いていく。
やがてたどり着いたのは、とあるホテル。
20階分くらいあるかな?っていう感じの、内装も高そうなホテル。
その中に迷いなく入って、月海くんはカウンターの人に話しかけた。
「すみません。本日予約をした月海なんですが」
「月海様ですね。お待ちしておりました。1400号室が月海様のお部屋です。こちらは、ルームキーとなります。良いお時間をお過ごしください」
それから、月海くんはルームキーを受け取った。
僕の鼓動は早くなっていく。
さっきに言葉、どう言う意味?
ふたりきり、と言った。
僕の中にも月海くんと触れ合いたい気持ちはあった。
だけど、恥ずかしい。
きっと月海くんは、“そういう意味”で言ったんだ。
エレベーターに乗って、すぐに部屋のある14階についた。
廊下を進んで行って1番奥の部屋だった。
ルームキーを使って部屋に入る。
ふたりきりの空間、まさにそうだった。
それを待ってましたと言わんばかりに、ドアのロックの音と共に月海くんは僕を抱きしめた。
「もう限界。鷹栖に触れたくてたまんない」
さらりと僕の唇を奪ってくる。
優しいキスから、どんどん深くなっていく。
息も上がってうまく酸素が取り込めず、ボーッとする。
それから何度もキスをした後、月海くんはポスッと僕に寄りかかった。
「ふふっ、どうしたの?」
調子を取り戻した僕は、月海くんにそう言った。
「俺、鷹栖がいないと死ぬ」
「ん、それ何回も聞いた」
くすくすと笑う僕をよそに、月海くんは僕の手をとって窓際まで連れていった。
そこで見たのは満天の夜空のようなライトアップ。
上層階から見る景色は本当にきれいだった。
「ここの経営者がさ、母さんの知り合いなんだよね。それで、無料で来ていいよって言われて。めちゃくちゃいいとこだよね。ラッキー」
「うん。きれい」
僕はその景色にしばらく見惚れた。
月海くんはいつも、僕にいろんなものを見せてくれる。
僕は隣にいる月海くんと視線を合わせる。
それから、月海くんはふっと笑った。
「鷹栖。いいものあげる」
そう言って、彼は小さな箱を取り出した。
それを僕に差し出す。
「開けてみて」
そう言われて、僕はゆっくりと箱の蓋を開けた。
中に入っていたのは、金色に輝く宝石のついたネックレス。
その宝石は、まるで僕の瞳のような色をしていた。
僕は勢いよく顔をあげた。
「これ、僕に…?」
「うん。鷹栖のために買った。あの時カフェで出会ってさ、俺鷹栖の瞳の色めっちゃきれいって思ったんだよね。だから、鷹栖の瞳と同じ色の宝石のついたネックレス。どう?気に入った?」
僕はその言葉に、目尻が熱くなった。
嬉しい。
とっても嬉しい。
そんな言葉じゃ表せないほど、僕は嬉しさを感じていた。
「鷹栖、メリークリスマス。俺とずっと一緒にいてね」
その言葉を言い終えると同時に、僕は月海くんに抱きついた。
「大好き。大好きだよ」
「うん。知ってる。俺も大好き」
そして、どっちからでもない深いキスをした。