虹を裂く
 担任の話が終わり、残った半分も教室を出ていく。
俺もその1人だ。帰ってもすることはない。友達もいない。教室のドアを通り抜け、校舎を出て、自転車に跨り、帰宅路を走る。

なんの変哲もない、面白味のない生活。最後に心から笑ったのはいつだろう。

心から泣くことも、とうの昔に忘れてしまった。
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