虹を裂く

初夏の日差し

 いつも通り、海沿いを自転車で走っていく。

夏が迫ってきていることを感じられずにはいられないような暑さに背中が汗ばむ。

30分間自転車を走らせて、小さなアパートに辿り着いた。

『吉川』という表札が貼られている部屋に入ると、むわっとした蒸し暑さが全身を覆った。

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