ふたりのバレリーナと星空のまほう
1 ふたりのバレリーナ
星空バレエ団には、ふたりのバレリーナがいます。
えがおで元気いっぱいのアミと、おちついていてたのもしいエレナです。
きょうは、ふたりにとってたいせつなはっぴょう会の日。
でも、アミとエレナはふあんそうなかおをしています。
「うーん、どうしたらおどりがそろうんだろう」
「れんしゅうがたりないのかしら。これじゃあまほうがつかえないわ」
ふたりは、空のはっぴょう会でおどることになっていたのです。
でも、ふたりのおどりはなかなかそろいません。
「ぴったりそろえば、とくべつなステージをつくることができるのになあ」
バレリーナにとって、空のはっぴょう会に出ていちばんになることはゆめです。
さいこうのおどりをすれば、まほうでステージがきらきらとかがやくのですが、このままではふたりはまほうをつかうことができません。
「あ!」
そのとき、エレナがひらめいたように声をあげました。
「ミオ先生がくれたアクセサリーにおねがいしてみる?」
アミとエレナは、きれいでうつくしいミオ先生から、星のイヤリングをもらいました。
「でも、はっぴょうのときじゃないのに出してもいいのかな?」
「こまったときは、おねがいしてみるといいよってミオ先生が言ってたじゃない」
「そっか!」
ふたりは、羽のリュックをしたかばんからアクセサリーをとり出しました。
「でも、なんておねがいをしたらいいかな?」
「じゅもんをいってみるとか?」
自分にぴったりのじゅもんをえらんでね!
・ピルエット・ルミエール!
・トゥシュー・フロラ!
・ジュテ・エトワール!
「わたしこれにする!」
ふたりがじゅもんをとなえると、イヤリングがきらきらとかがやきはじめました。
すると、いつのまにか光につつまれていました。
そっと目をそっとあけると……
「わあ! きれいな場所!」
「もしかして、ひみつのレッスンホールじゃない?」
ミオ先生に聞いたことがあります。
とくべつな子だけがレッスンすることができる場所があると。
「やったあ! ここでいっぱいれんしゅうできるね!」
「うん! さっそく見てみよう!」
えがおで元気いっぱいのアミと、おちついていてたのもしいエレナです。
きょうは、ふたりにとってたいせつなはっぴょう会の日。
でも、アミとエレナはふあんそうなかおをしています。
「うーん、どうしたらおどりがそろうんだろう」
「れんしゅうがたりないのかしら。これじゃあまほうがつかえないわ」
ふたりは、空のはっぴょう会でおどることになっていたのです。
でも、ふたりのおどりはなかなかそろいません。
「ぴったりそろえば、とくべつなステージをつくることができるのになあ」
バレリーナにとって、空のはっぴょう会に出ていちばんになることはゆめです。
さいこうのおどりをすれば、まほうでステージがきらきらとかがやくのですが、このままではふたりはまほうをつかうことができません。
「あ!」
そのとき、エレナがひらめいたように声をあげました。
「ミオ先生がくれたアクセサリーにおねがいしてみる?」
アミとエレナは、きれいでうつくしいミオ先生から、星のイヤリングをもらいました。
「でも、はっぴょうのときじゃないのに出してもいいのかな?」
「こまったときは、おねがいしてみるといいよってミオ先生が言ってたじゃない」
「そっか!」
ふたりは、羽のリュックをしたかばんからアクセサリーをとり出しました。
「でも、なんておねがいをしたらいいかな?」
「じゅもんをいってみるとか?」
自分にぴったりのじゅもんをえらんでね!
・ピルエット・ルミエール!
・トゥシュー・フロラ!
・ジュテ・エトワール!
「わたしこれにする!」
ふたりがじゅもんをとなえると、イヤリングがきらきらとかがやきはじめました。
すると、いつのまにか光につつまれていました。
そっと目をそっとあけると……
「わあ! きれいな場所!」
「もしかして、ひみつのレッスンホールじゃない?」
ミオ先生に聞いたことがあります。
とくべつな子だけがレッスンすることができる場所があると。
「やったあ! ここでいっぱいれんしゅうできるね!」
「うん! さっそく見てみよう!」