壁の中の彼氏
黒縁ネガネでお下げ髪の彼女は真剣に活字と向き合っている。
呼吸することすら忘れているんだろうか、亜美が部室に入ってきてからひとことも発していない。
彼女のネームには三年A組と書かれている。
「先生とあの子のことはほっといて。ここにどうぞ」
アミに言われて亜美は椅子に腰掛けた。
教室と同じ机と椅子が並んでいて、原稿用紙やパソコンが置かれている。
ここでみんな思い思いに創作活動をしているのだと思うと、胸が高鳴る。
やっと同志を見つけた気持ちだ。
「優子。見学者の子にお茶を出してあげて」
アミに言われて優子と呼ばれた女子生徒がすぐに立ち上がって部屋の奥へと向かう。
呼吸することすら忘れているんだろうか、亜美が部室に入ってきてからひとことも発していない。
彼女のネームには三年A組と書かれている。
「先生とあの子のことはほっといて。ここにどうぞ」
アミに言われて亜美は椅子に腰掛けた。
教室と同じ机と椅子が並んでいて、原稿用紙やパソコンが置かれている。
ここでみんな思い思いに創作活動をしているのだと思うと、胸が高鳴る。
やっと同志を見つけた気持ちだ。
「優子。見学者の子にお茶を出してあげて」
アミに言われて優子と呼ばれた女子生徒がすぐに立ち上がって部屋の奥へと向かう。