*youth*
「よぉ~し!元気出た!じゃっ、俺、帰るから♪」
「あっ!一つだけ!」
「ん?」
「広さんの好きな色って何ですか?」
「好きな色…?」
パッと浮かんだ色は…
「赤かな?」
幸ちゃんは笑って「了解!」と言った。
なんで突然??
俺は不思議に思いながら、病室を出た。
すると、電話が鳴った。
ゆうすけからだ。
「おぅ!どうした?」
『広兄、さっき電話した?』
げっ!履歴に残ってたか…。
「ああ、お前、もぅそろそろ試合だろ?頑張れよ。」
『言われなくても分かってますよ。それより幸は?』
はぁ~。四六時中、こいつは彼女の事を考えてんのか??ww
「元気だよー。」
『何その呆れた言い方ぁ~!』
電話の向こうでゆうすけが笑う。
「お前らは良いカップルだよ。」
『へ…?』
「じゃあ、切るぞー。じゃ~なぁ~。」
と言って、俺は一方的に電話を切ったww
ホント、羨ましいよ。
お前らが。
俺も青春してぇ~!
俺は口笛を吹きながら帰ったとさ。
チャンチャン♪