吹奏楽に恋した私の3年間
コンクールが終わって、家に帰っても、私はずっとそわそわしていた。
スマホを何度も確認して、結果が出ていないかを何度も見返した。
「まだかな…」
予定より早く出たりしないかなって、そんな期待すらしていた。
そして、吹部のLINEに一件。
「コンクールの結果がもう出ていたので、送っときます」
予定よりも2時間も早く出ていたらしい。
私は、手が震えるような気持ちで画面を開いた。
早く見たい、けど、見たくもない、。
意を決して、思い切って開くボタンを押した。
そこに表示されたのは、、
銀賞。
銀賞、、そうつぶやくと、涙が一粒、私の頬を伝っていった。
県大会には進めなかった。 それと、あゆか先輩たちが引退するということ。
そう思った瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。
あの笑顔も、あの優しい声も、もう部室では聞けなくなるし、あまりあゆか先輩と話したことがない。
密かに見ていて、感じていただけだったし、もっとしゃべっとけばよかった。
私たちが、最高学年になる。 「むりだよーー」って、心の中で叫んだ。
でも、声には出さなかった。
私は無言で泣いた。 静かに、ぽたぽたと涙が落ちていった。
銀賞ー その言葉は、私たちに別れを告げる最後の余韻のようだった
スマホを何度も確認して、結果が出ていないかを何度も見返した。
「まだかな…」
予定より早く出たりしないかなって、そんな期待すらしていた。
そして、吹部のLINEに一件。
「コンクールの結果がもう出ていたので、送っときます」
予定よりも2時間も早く出ていたらしい。
私は、手が震えるような気持ちで画面を開いた。
早く見たい、けど、見たくもない、。
意を決して、思い切って開くボタンを押した。
そこに表示されたのは、、
銀賞。
銀賞、、そうつぶやくと、涙が一粒、私の頬を伝っていった。
県大会には進めなかった。 それと、あゆか先輩たちが引退するということ。
そう思った瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。
あの笑顔も、あの優しい声も、もう部室では聞けなくなるし、あまりあゆか先輩と話したことがない。
密かに見ていて、感じていただけだったし、もっとしゃべっとけばよかった。
私たちが、最高学年になる。 「むりだよーー」って、心の中で叫んだ。
でも、声には出さなかった。
私は無言で泣いた。 静かに、ぽたぽたと涙が落ちていった。
銀賞ー その言葉は、私たちに別れを告げる最後の余韻のようだった