クールな王子様からの溺愛なんて、聞いてません!!
「ちょっと日向とのことで相談なんだけど…」
早瀬くんは少し言いにくそうに頬を赤らめて、髪をかいている。
「……日向ちゃん?」
聞き返すと、何かを決心したように、早瀬くんが顔を上げた。
「俺、最近日向のことなんか気になってさ。あいつとは幼なじみで、昔からの付き合いはあるけど…」
一度言葉を切って、早瀬くんは少し照れくさそうに笑った。
「なんていうか…前と違うっていうか。気づくと目で追ってたり、あいつのことずっと考えてたりで」
早瀬くんの言葉に、私はドキッした。
だって、今の私とすごく似ているから。
思わず視線を落とした。