クールな王子様からの溺愛なんて、聞いてません!!


「綿谷くんは、本当に中里さんのこと、本当に知らなかったんですか?」


「知らねーよ」


あまりにも即答するから、私は「そうなんですね…」と答えるしかなかった。


「ほ、ほんとに綿谷くんは学校で一番人気あるんですからね!ファンクラブとかも」


「はあ?なんだよそれ」


綿谷くんは呆れたように眉を寄せた。


「えっ、知らないんですか?」


「知らない。ていうか、そんなのどうでもいい。それに前も言っただろ、お前にだけ見られてればそれでいいって」


その言葉に、心臓がバクバクとなり始める。




< 216 / 218 >

この作品をシェア

pagetop