クールな王子様からの溺愛なんて、聞いてません!!
「…友達、な。まあ、今はそれでいいけど」
いつのまにかハンバーグを全部食べ終えた綿谷くんが、私の方をじっと見つめる。
「…な、なんですか?」
「…いや。いつかは、それだけの関係じゃなくしたいと思っただけ」
そう言って、綿谷くんは空になったお皿を持って流し台に向かった。
……どういう意味だろう?
言葉の意味を考えながら、私は最後のひと口を放り込んだ。