英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
失態に顔を熱くしながら、とにかく謝ろうと頭を下げた。
「すみません……。わたしの部屋に迷い込んできて、かわいかったので、つい……」
「いや、それは問題ないが……」
短い返事のあと、気まずい沈黙が流れた。ルシウス様が動かないので、まるで時が止まったような錯覚に陥る。
「……旦那様。どうされました?」
「その呼び方、どうにも落ち着かないのだが」
いったん言葉を受け止めて、首を傾げた。
旦那様と呼びかけるのは、まずかったのだろうか。少し考えて、これまでのアレクシアとは違う呼び方をしたから、妙に思われているのだと察した。
「申し訳ありません。実は、わたし……」
「記憶がないという話は、ロキから聞いている。本当なのか?」
「すみません……。わたしの部屋に迷い込んできて、かわいかったので、つい……」
「いや、それは問題ないが……」
短い返事のあと、気まずい沈黙が流れた。ルシウス様が動かないので、まるで時が止まったような錯覚に陥る。
「……旦那様。どうされました?」
「その呼び方、どうにも落ち着かないのだが」
いったん言葉を受け止めて、首を傾げた。
旦那様と呼びかけるのは、まずかったのだろうか。少し考えて、これまでのアレクシアとは違う呼び方をしたから、妙に思われているのだと察した。
「申し訳ありません。実は、わたし……」
「記憶がないという話は、ロキから聞いている。本当なのか?」