英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
せっかく贖罪の機会となる義母との対面だというのに、わたしの出る幕はないかもしれないと考えていると、ルシウス様がそっと声をかけてきた。
「アレクシア。妻の役目として、母上の歓迎の準備を頼めるか」
さりげない気遣いに、胸がときめく。わたしが領主夫人としての仕事をしたいと言った話を覚えていてくれたのだ。
「はい……お任せください」
不安に思われないよう、朗らかに応じた。
離婚の目安としている式典まで、もう二カ月を切っている。これがわたしの最初で最後の仕事になるかもしれない。
ルシウス様はひとつ頷くと、室内に待機させていたメイド長をそばに手招いて言った。
「アレクシア。妻の役目として、母上の歓迎の準備を頼めるか」
さりげない気遣いに、胸がときめく。わたしが領主夫人としての仕事をしたいと言った話を覚えていてくれたのだ。
「はい……お任せください」
不安に思われないよう、朗らかに応じた。
離婚の目安としている式典まで、もう二カ月を切っている。これがわたしの最初で最後の仕事になるかもしれない。
ルシウス様はひとつ頷くと、室内に待機させていたメイド長をそばに手招いて言った。