英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
「少し話を聞きたいんだが、いいかな」
近づいてきた彼に単刀直入に申し込まれて、言葉に詰まった。
いくらなんでも非常識だと感じたが、断るには身分差のハードルが高い。それに彼の目に色めいたものはなく、むしろ事情聴取を求められているかのような雰囲気だ。
心配するメイドに「大丈夫よ」と言い含め、先に行かせた。優秀な彼女はこのあとルシウス様に知らせにいくだろうから、保険にもなる。
ひとまず個室に入ることは避けて、階段脇の小スペースに落ち着いた。
物置のような場所で王族に立ち話をさせるのは気が引けるが、会話を長引かせないためにはちょうどいい。殿下のほうも気にしてはいないようだ。
近づいてきた彼に単刀直入に申し込まれて、言葉に詰まった。
いくらなんでも非常識だと感じたが、断るには身分差のハードルが高い。それに彼の目に色めいたものはなく、むしろ事情聴取を求められているかのような雰囲気だ。
心配するメイドに「大丈夫よ」と言い含め、先に行かせた。優秀な彼女はこのあとルシウス様に知らせにいくだろうから、保険にもなる。
ひとまず個室に入ることは避けて、階段脇の小スペースに落ち着いた。
物置のような場所で王族に立ち話をさせるのは気が引けるが、会話を長引かせないためにはちょうどいい。殿下のほうも気にしてはいないようだ。