英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
めくるめく時間が過ぎて、朝日の差し込む中で目が覚めた。
隣の枕に視線を向ければ、愛しい人の健やかな寝顔がある。
(あぁ……幸せすぎる朝ね)
ふつうならメイドが起こしにくる時間はとっくに過ぎているのだが、そこはわきまえているようで姿を見せない。
午前中のうちはゆっくりしようと決めて、夫の整った顔をしげしげと眺めた。
(男らしくて通った鼻筋……お肌はつるつるだし、睫毛も長くて……。ごつごつした喉も格好いいし、肩から胸にかけての筋肉のつき方も見事すぎて、どうなってるのかしら……)
穴が空くほど見つめていると、凜々しい目元がくすぐったそうに震えて、弧を描く。
「いつまで待たせるんだ? キスで起こしてくれるかと思ったのに」
「もう、寝たふりをするなんて」
照れ隠しに怒ってみせたが、もう少し彼が動くのが遅かったら、キスなり触れるなりしていたかもしれない。
隣の枕に視線を向ければ、愛しい人の健やかな寝顔がある。
(あぁ……幸せすぎる朝ね)
ふつうならメイドが起こしにくる時間はとっくに過ぎているのだが、そこはわきまえているようで姿を見せない。
午前中のうちはゆっくりしようと決めて、夫の整った顔をしげしげと眺めた。
(男らしくて通った鼻筋……お肌はつるつるだし、睫毛も長くて……。ごつごつした喉も格好いいし、肩から胸にかけての筋肉のつき方も見事すぎて、どうなってるのかしら……)
穴が空くほど見つめていると、凜々しい目元がくすぐったそうに震えて、弧を描く。
「いつまで待たせるんだ? キスで起こしてくれるかと思ったのに」
「もう、寝たふりをするなんて」
照れ隠しに怒ってみせたが、もう少し彼が動くのが遅かったら、キスなり触れるなりしていたかもしれない。